令和時代の投資術。投資を考え始めたら意識したいポイント

株ってなんでしょう?

iDecoや新NISAなどが広まり、投資に手を出す人が増えてきました。

日経平均株価がバブル後最高値をつけたことがニュースにもなり、

「株を買うと儲かる」という認識が、今まで投資に興味を持っていなかった人にも広まって行っているように感じます。

ですが、みんなが儲かると考えているものを、そのまま信じて買ってしまって本当に大丈夫でしょうか?

買った後はどうすればいいのでしょうか?

この質問に心からYesと答えられない人はぜひ本書を手に取ってみてください。

元日経新聞の記者である後藤さんが、初心者にも大変わかりやすく投資とは何かを解説してくださっています。

もしかしたら、「投資をするのに知識は必要なの?」と思われる人もいらっしゃるかもしれません。

ですが、自分の投資先の株価が変動したときに、どう対応するか。どこまで変動したらアクションを取るのか。

大きく市場が乱高下したときに焦って売買すると大損するかもしれません。

日頃からインプットを続けて知識を蓄えて、いざというときの心構えをしておくことがとても重要になります。

本著には、そんな投資の知識を身につけていくにあたって必要となる土台となる教養が詰まっています。

投資に少し関心を持った人たちに対して、気軽に、健全に、楽しく投資の世界に入っていけるよう書かれていますので、ぜひ書店で見かけたら手に取って実際に読んで欲しいです。

この本はこんな人におすすめ

・投資に関心を抱き始めた人

・投資に必要な基礎教養を身につけたい人

・新聞やニュースに出てくる投資のキーワードの意味をよく知りたい人

概要

書籍名転換の時代を生き抜く 投資の教科書
著者後藤達也
出版社日経BP
出版日2024年1月25日
こんなときに投資のことを基礎から学びたい
キーワード投資,経済,お金,株,教養
ページ数336頁

なぜこの本を読んだか

私が本格的に投資を始めたのは3年以上前。まだまだ駆け出し、ではあるのですが、冒頭お話ししたように、この数年で投資に興味を持つ人が益々増えてきました。まわりの人と投資の話をする機会も増えました。

私の周囲には投資初心者・未経験者が多く、私が質問をされることも多々あったのですが、いざ投資のことを人に説明しようとしても、うまく伝えられない。相手もわかったような、わかっていないような、そんな表情。

そんなもどかしさがあり、改めて基本的な知識を見直してみようと思い書店で見つけたのがこの本でした。

勉強になったポイント

・「停滞してきた日本経済が変わりそうだ」という期待から株を買う勢いが強まっている

・投資の世界を知ることは、これからの社会を生きる上で欠かせない教養といっても過言ではない

・連戦連勝はあり得ない。失敗も経験することで、リスクとの向き合い方が身についていく

・強気相場は悲観のなかで生まれ、懐疑のなかで成長し、楽観の中で成熟し、陶酔のなかで消えていく

・日本株の売買代金の約7割を外国人が占めている

・個人が短期で勝つのは難しい。勝てないこともないが、勝負を重ねるとトータルリターンで負ける可能性が高い

・集中投資で儲けられたのにと後から嘆くのは結果論。将来伸びる銘柄を高い確率で見つけることは至難の業

・販売員などに勧められるままに投資信託を買うのは避ける。手数料などを他の商品と比較する

・SNS,YouTuberの情報を鵜呑みにしない

ネクストアクション

・新聞,ニュース等に触れ、本書で紹介された内容と照らし合わせてみる

・紹介された経済指標を実際に確かめてみる

・本書以外の投資本も読む

所感

改めて投資の基礎を入れるという、当初の私の目的には非常に合っていた本でした。また、コラムに掲載されている後藤さんの情報発信に対する考え方が非常に共感できました(内容はぜひ書籍でお確かめください)。私も1人のブロガーとして同じような気持ちを大切にしながら情報発信していきます。

まとめ

投資の実力は一朝一夕で身につかない。実際に運用することで、企業・経済のことに関心が向き、自然と情報に目が行くようになっていく。スポーツと同じように、やりながら学んで成長していきましょう!