好きなことを仕事にして生きていくため参考ポイント

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「好きなことを仕事にする」

その道は簡単なものではありません。ですが、決して不可能なものでもありません。

本書では、実際にワインが好きで未経験からワインのネットショップを始めた木之下さんの成功ノウハウが凝縮されています。

本書を読むと、木之下さんがどれだけこだわってショップを経営しているかが伝わってきます。

そのこだわりがお客様の信頼に繋がり、7億ものビジネスになったのでしょう。

しかしながら、開業当初は1年半近くほぼ無収入の状態だったそうです。

その状態からどうやって、事業を伸ばしていったのか。

これからネットショップを開こうと考えている人だけでなく、自分で独立・開業を目指している人にも多いに参考になる1冊となっています。

こんな人におすすめ

・自分の好きなものを売って独立・副業を考えている人

・事業をどう育てていくか、事業戦略の立て方、数字の見方を知りたい方

・ネットショップを運営している人、興味のある人

概要

書籍名f「おウチ起業」で4畳半から7億円ーネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ! 
著者木之下 嘉明
出版社ダイヤモンド社
出版日2024年1月17日
こんなときにネットショップの経営を学びたいとき、好きなことを仕事にしたいと考えたときに
キーワードネットショップ、起業、ワイン
ページ数371

なぜこの本を読んだか

私自身はネットショップを開いているわけでも、これから開こうと考えていたわけでもないです。なので、本来この本のターゲット層とは異なっているのかもしれません。

ですが、私も個人としてブログの執筆を始めたばかり。「好きなこと」を仕事にするという意味では、独立したての木之下さんと近い状況なのではないかと思います。

そして、未経験分野で事業をスタートさせた木之下さんの経験やノウハウは、参考となる要素が多いのではないか。自分の事業を推進していくうえでのひとつの指針になるのではないか。

そのように考え、本書を手に取りました。

勉強になったポイント

・ビジネスの3大リスクは「お客さんが集まらない」「在庫を抱える」「お金が底をつく」

・「ニッチを探す」とはモデル店舗と異なり、自分が提供できる付加価値を探すこと

・事業の数字に関心を持たないのは、成功に向かって逆走しているようなもの

・数字を練り上げて将来を予測しても、その通りに事業が進むことはほとんどない

・完璧に準備するよりも、一歩踏み出して走りながら考える

・人は感情でモノを買い、論理で正当化する

所感

「お客さんに価値を届ける。喜んでもらう。」全てのビジネスの基本中の基本。

でも、価値をしっかり届けるために何をすればいいのか?考えればいいのか?

きちんと整理して把握できている人は以外と少ないかもしれません。

私自身、これまで何人かの経営者と一緒に仕事をさせていただいたが、以外と「勘」で突き動いている人も多い印象を受けました。

経験豊富だからこそ、「あたり」がわかっているのかもしれません。

ですが、この本を気になっている人は、これからビジネスを始めていくという人が多いはず。

会社員のように知らないうちに誰かがやっておいてくれる、なんてことは発生しない。全て自己責任の世界。

最初からうまくいくなんてことはほとんどない。

そんな時、どこを見直せばいいのか、自分の考えに足りないところはないか。

本書はそんな気づきをたくさん与えてくれる。きっと「好きなこと」でビジネスを始める多くの人の支えとなってくれるでしょう。