なぜこの本を読んだか
これまでの人生でいくつかの試験に挑戦してきました。大学受験、国家公務員試験など。
たくさん勉強して試験に挑んできたわけですが、正直、他の人の勉強時間に対して身についている度合いは低いように感じていました。
同じ参考書を何周も読んだり、覚えたいことをひたすらノートに書き込んだり。
「私は頭が悪いから他の人の何倍も頑張らなきゃいけないんだ」
そんなふうに考えることもしばしば。
「勉強法」
誰もが勉強と向き合う世の中だからこそ、たくさんの我流の勉強法が蔓延っています。
「自分に合った勉強法をとればいい」。そんなこともよく言われます。
ですが、勉強法・記憶術に関する研究はどんどん進化しています。
そんな研究に裏打ちされた、有意性の高い勉強法がある。
「統計的に有意」である、確率が高いと科学的に言われている勉強法があるのであれば、試さないのは愚者の道。
YouTubeで300万回以上も再生されている安川康介さんの勉強法が書籍になったということで、早速購入してみました。
・受験/資格試験の勉強を頑張る全学生、社会人
・学生の子どもをもつ親御さん、勉強を教える教師の方々
概要
書籍名 | 科学的根拠に基づく最高の勉強法 |
著者 | 安川 康介 |
出版社 | KADOKAWA |
出版日 | 2024年2月15日 |
こんなときに | 効果的な勉強方法が知りたい |
キーワード | 勉強法、記憶術、受験対策 |
ページ数 | 256ページ |
効率的な勉強方法をするために
積極的に思い出す練習をやろう。1日〜1週間ほどの間隔で思い出してみて、思い出せなければ確認しよう。
科学的に有効性が高そうな勉強法をすごく簡単にいうとこんな感じでしょうか。
その他にも、思い出すときはこういうふうにしたらいいのか、
勉強のモチベーションを向上・維持させるにはどうしたらいいのか、
運動・睡眠が学習にどう影響するのかなどなど、勉強する人にとって押さえておきたいポイントはほぼ網羅されています。
著者の安川さんがアメリカの医師として働くまでに実際にやっていた勉強法なども盛りだくさん載っています。
「賢い人」の真似をしてみることが、自分も賢くなるための第一歩。できる人は大抵真似るのも上手。
プロのスポーツ選手が有名なコーチに教わってフォーム改善をするように、まずは素直に自分の生活に取り入れてみよう。
ネクストアクション
・アクティブリコールと分散学習を組み合わせた「連続的再学習」を中心に勉強を進める
・本書の内容をアクティブリコールして、知識として定着させる
纏め
自分が中学生・高校生のときに出会いたかったというのが本音。
ですが、勉強というのは受験・資格試験に限らず生涯続いていく。
常に学んで自分をアップデートさせていくうえで、本書の学習方法は大変参考になるものばかりでした。
自分の過去の経験からも腑に落ちる点も多かったので、少しでも多くの人に広まって、勉強が得意になる人が増えるといいな。
著者、安川康介さんの動画はこちら。